有限会社 池田畳店

ADTANK東海 製造業

問い合わせ対応の工数を3〜4割削減。WEB・業務改善・経営を横断した伴走支援で、次の事業成長へ

#ADTURN #WEBマーケティング支援

会社名 池田畳店
ご担当者 妹山 也人様

サービスご利用前の
課題

  • 集客の大半が紹介で、ホームページからの問い合わせは月1件程度
  • 現場・集客・経営を一人で担い、改善に取り組む時間やリソースが不足
  • 畳市場の縮小を見据え、商圏拡大や今後の事業成長に向けた打ち手が必要

サービスご利用後の
効果

  • 地域・顧客分析をもとにWEB・SNS・Googleマップをつなぎ、新規顧客との接点が増加
  • LINEを活用した導線整備で、問い合わせ対応工数を約3〜4割削減
  • 集客支援から経営の壁打ちへと広がり、「数字を見る経営」や今後の事業構想を推進

広島市を中心に、約63年にわたり畳事業を営む池田畳店。畳の需要減少や職人不足など、業界全体を取り巻く環境が大きく変化するなかでも、お客様一人ひとりに向き合いながら地域に根ざした事業を続けてきました。

一方、集客の多くは既存顧客からの紹介に依存し、ホームページからの問い合わせは月に1件程度。現場業務と経営を担いながら、WEBマーケティングや問い合わせ対応まで一人で行うことにも限界を感じていました。

そこでADTANK東海では、池田畳店がもともと持っていた顧客からの信頼や代表自身の発信力を活かしながら、地域や顧客層を分析したホームページ改善、問い合わせ導線の整備などを支援。結果として新規顧客との接点が広がったほか、LINEを活用した問い合わせ対応により、対応にかかる工数も従来比で3〜4割ほど削減されました。

今回は、池田畳店が抱えていた課題やADTANK東海との出会い、取り組みを通じて生まれた変化、そして畳を未来に残すために描く今後の事業構想について伺いました。

「10年後には畳がなくなるかもしれない」。業界への危機感が、変化を考えるきっかけに

――まず、池田畳店について教えてください。

創業から約63年になります。現在は広島市全域を中心に対応しています。

畳業界については、正直かなり厳しい状況だと感じています。住宅もフローリングが中心になり、畳そのものが使われる機会は年々減っています。

ただ、逆に考えれば、ほとんどの住宅がフローリングになったからこそ、その上に置き畳を敷くなど、新しい形で畳を届けられる可能性もあると思っています。単純に昔と同じ畳の売り方を続けるのではなく、今の暮らしのなかで畳をどう残していくかを考える必要があると思っています。

――ADTANK東海に相談する以前は、どのように集客していましたか?

ほとんど紹介ですね。新規のお客様も既存のお客様からの紹介が中心で、ホームページから問い合わせが入るのは、月に1件あればいいくらいでした。

紹介のお客様は、最初からある程度信頼していただけているので成約にもつながりやすいですし、単価の高い商品を選んでいただけることもあります。そういう意味では、紹介中心でも事業は成り立っていました。

ただ、ホームページは父が作ったものをそのまま使っていて、「変えた方がいい」と思っていても、何をどう変えればいいのか分からない。現場もあるので、そこに時間を割くこともできませんでした。

紹介中心の集客から、新たな顧客接点へ。「残るために商圏を広げたい」

――そこから、集客や経営のあり方を変えようと思った背景は何だったのでしょうか。

一番は、このまま紹介だけで小さくやっていくのではなく、畳屋として残っていかなければいけないと思ったことです。

畳そのものが減っていますし、職人も高齢化していて、業界から人が少なくなっています。そう考えたときに、自分たちも商圏を広げて、売上や利益をきちんと作れる会社にならないといけないと思いました。

ただ、自分にはそのためのノウハウがありません。そこで、畳業界で実際に事業を伸ばしてきた(ADTANK東海の)伊藤さんの経験や考え方を聞くようになりました。

――伊藤との最初の接点はどのようなものだったのでしょうか。

最初はSNSのDMですね。営業を受けたという感覚はまったくなくて、畳の話をしたり、どういう事業をやっているのかを聞いたりするところから始まりました。

伊藤さん自身が畳業界で事業をやっていて、業界のなかでも売上や利益を伸ばし続けている。その話を聞いたときは、単純に「すごいな」と思いました。どうやって売上を作っているのか、人をどう採用しているのか。自分がこれからやりたいことを考えたときに、参考になることがすごく多かったんです。

決め手は、WEBだけでなく経営全体を相談できること

――目に見えない支援サービスを依頼することに、不安はありませんでしたか。

もちろん、最初は分からないものではありました。ただ、畳業界のなかで同じような実績を持っている人は、ほとんどいません。

自分のなかでは、変なプライドを持ってはいけないと思っています。自分より経験があって、実績のある人が「こうした方がいい」と言うのであれば、一度やってみようと。やるなら中途半端ではなく、しっかりやる。それで結果が出なかったら、そのときまた考えればいいと思っていました。

仕事を発注する相手というよりは、今でも経営者仲間として相談している感覚の方が近いです。WEBだけでなく、設備や人材、補助金、今後の事業など、経営全体について相談できる。その距離感は大きかったと思います。

地域と顧客を分析し、「この地域で選ばれる」WEB設計へ

――最初はどのような取り組みから始めたのでしょうか。

最初はWEB周りですね。ADTANKで分析してもらって、ホームページを改善するところから始めました。

今のホームページはかなりシンプルです。実際にお客様からも「見やすい」と言っていただけますし、見積もりや下見についてのページもあるので、問い合わせもしやすくなったと言っていただけます。

――デザインについても、分析結果を反映しているのでしょうか。

そうですね。例えば名古屋の畳店なら、情報量が多いホームページの方がいいかもしれない。高級住宅が多い地域なら、高級感を強く出した方がいいかもしれない。

でも、この地域のお客様には今のシンプルさが合っているという分析だったんです。単純にきれいなホームページを作るのではなく、「この地域のお客様にどう見えるか」まで考えて作っているところは大きいと思います。

WEB・SNS・Googleマップをつなぎ、顧客からの信頼と発信力を新規集客へ

――取り組み後、集客にはどのような変化がありましたか。

新しいお客様からの問い合わせはかなり増えました。ただ、「ホームページだけのおかげ」という感覚ではありません。

Googleマップで見つけてもらって、ホームページを見て、Instagramを見て、「若い人がやっているんだ」と安心していただくこともあります。逆にSNSから知ってもらい、もう一度ホームページに戻って商品を見てから問い合わせいただくこともあります。

いろいろな接点を行き来しながら、最終的に「ここに頼もう」と思っていただけているのだと思います。

――ADTANK東海の支援によって、池田畳店そのものを大きく変えたというより、もともとの良さを伝えやすくしたのでしょうか。

まさにそうだと思います。もともとの方向性が間違っていたわけではなかったんです。紹介で仕事が続いていたということは、お客様から信頼していただけていたということでもありますし、SNSでの発信もしていました。

ただ、そこに入ってくるための「入口」が弱かった。そこを広げてもらったことで、今まで持っていた良さが、より多くのお客様に伝わるようになりました。「ターン」というより、僕の場合は「ブースト」だったのかもしれません。

問い合わせ対応の工数を3〜4割削減。業務改善で現場に集中できる時間を創出

――問い合わせ導線を整備したことで、働き方にも変化はありましたか。

かなり楽になりました。以前は電話で問い合わせが来ると、作業を止めて対応しなければいけませんでした。畳を作りながら電話対応はできないので、そのたびに手を止める必要があります。

今はLINEで連絡をいただくことが増えたので、作業の合間に返信できます。感覚としては、問い合わせ対応にかかっていた工数を3〜4割くらいは減らせたと思います。

自分でSNSもLINEもホームページも全部やろうと思えばできるかもしれません。でも、現場もやりながらすべてを抱えるのは難しい。任せられるところを任せることで、本業に使える時間が増えたのは大きいですね。

集客改善から「数字を見る経営」へ。支援領域が経営全体に広がる

――経営面での変化はいかがでしょうか。

以前より数字を気にするようになりました。売上だけではなくて、経費をどう使うか、仕入れた商品をいつまでにどれくらい売るのか、誰に売るのか、といったことまで細かく考えるようになっています。

数字を見る余裕ができてきた、と言った方が近いかもしれません。もちろん数字を見始めると大変なんですけど(笑)。自分だけでは分からないところもあるので、そういうときに詳しい人に聞ける安心感はあります。単なるWEBの相談ではなく、経営について壁打ちできる相手がいることが大きいですね。

畳屋の枠を超えて、建築・不動産・地域へ。次の事業成長を見据える

――今後、池田畳店として挑戦していきたいことを教えてください。

最終的な目的は、畳を残していくことです。ただ、そのためには畳の仕事だけをしていても難しいと思っています。

工務店や内装、不動産など、住宅が作られるもっと上流の部分にも関わっていきたい。今は設計段階から畳がなくなってしまうことも多いので、畳屋だからこそ分かる良さを伝えながら、住宅のなかに畳を残していける仕組みを作りたいと思っています。

将来的には子どもに関わる施設なども考えています。自分は子どもが好きですし、畳というものは子どもとの相性もいい。事業だけでなく、地域や人が循環していくような場所を作れたら面白いと思っています。

さらに、広島だけでなく山口や岡山など、近隣エリアへの展開も考えています。後継者不足などで続けることが難しくなった畳店があれば、M&Aなども含めて引き継いでいく。そうすることで、お客様も設備も技術も残せる可能性があります。そこはこれからADTANK東海にも相談していきたいですね。

「全部一人でやるのは無理」。現場と経営を支える伴走相手という選択肢

――最後に、どのような方にADTANK東海を勧めたいですか。

自分と同じように、急に一人で全部やらなければいけなくなった人ですね。父親や先代がいなくなったり、頼っていた人がいなくなったりして、現場も経営も一人で回さなければならない人はいると思います。

でも、全部を一人でやるのは絶対に無理です。現場をやりながら、集客も、WEBも、数字も、人材も、設備も考える。一つひとつはできたとしても、すべてを同時にやるのは難しい。だからこそ、人に任せることが必要だと思います。

僕の場合は、単純にWEBをきれいにしてもらったという感覚ではありません。自分たちがすでに持っていた強みを見つけてもらい、それがお客様に伝わるための入口を広げてもらった。そこから経営全体について相談できる関係になりました。

業界が厳しいからといって諦めるのではなく、どうすれば残れるのかを一緒に考えてくれる。そういう相手が必要な人には、合うのではないかと思います。

このたびは、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

ADTANK東海が目指す、中小企業への伴走支援

今回の池田畳店様の事例では、ホームページ改善をきっかけに、新規顧客との接点拡大、問い合わせ対応の効率化、「数字を見る経営」への意識変化、さらに商圏拡大や今後の事業構想へと、取り組みの領域が広がっていきました。

中小企業が抱える課題は、集客やWEBだけで完結するものではありません。現場の業務負荷、人材、設備、経営数値、そして今後の事業展開など、複数の課題が互いに関係しています。

ADTANK東海では、こうした課題を個別の施策として捉えるのではなく、企業ごとの状況や地域特性を踏まえながら、WEB‧業務改善‧経営を横断して伴走しています。

またADTANKは、中小企業庁より「認定経営革新等支援機関」の認定を取得しています。AIを活用した経営課題の可視化から、戦略立案‧施策実行、補助金や公的支援制度の活用まで、ワンストップで支援できる体制を強化しています。

東海エリアではADTANK東海との連携を通じ、地域企業がすでに持っている強みを活かしながら、目の前の課題解決にとどまらず、その先の事業成長まで見据えた伴走支援を行ってまいります。

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